観終わったアニメの感想だコン。
今回は「アルネの事件簿」だコン。

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感想。
この作品は、主人公たちが探偵として事件を解決していくアニメで、ジャンル的には……一応「推理もの」ということらしいコン。
もっとも、おきつねさんが観た限りでは、推理作品としては成立していないと感じてしまい、首を傾げずにはいられなかったコン。
というのも、毎回の事件のトリック(と呼んでいいのかも怪しいコンが)が、「犯人が人外(妖怪・幽霊・化け物など)で、その人外特有の能力によるものだった」という形で片付けられるため、推理も何もあったものではない作りになっているコン。
加えて、制作側が「推理作品」というものを根本的に理解していないのではないかと感じられる部分もあり、その意味でも推理としては成立していない印象だコン。
例えば、「人魚殺害未遂事件」というエピソードがあるコン。
(※以下、軽くネタバレを含むので注意だコン)
自分を襲ってきた恋人を、結果的に返り討ちにしてしまった依頼主の人魚が、「なぜ恋人が自分を襲ったのか」を解明してほしいと依頼してくるコン。
その中で、人魚は恋人との思い出を語るのだが、作中では終始、恋人のことを“少女”として語っているコン。
しかし真相としては、人魚と人間では時間の流れの感覚が異なっており、少女だった恋人は、いつの間にか老人になっていた――という点が重要なポイントになっているコン。
ここで問題なのは、回想シーンの映像表現だコン。
本来であれば、この「時間感覚のズレ」をトリックとして成立させるためには、恋人の外見は年齢が特定できないように描写する必要があるコン。
例えば、顔をはっきり映さない、シルエットを曖昧にする、といった工夫が必要になるはずだコン。
しかし本作では、回想の中で恋人は終始“明確に少女の姿”として描かれており、しかも顔までしっかり童顔で表現されているコン。
その状態で、後から「実は老人でした」と明かされても、視聴者からすると
「いや、映像ではどう見ても少女だっただろう」
となってしまい、ミスリードとして成立していないコン。
これはつまり、映像で事実と異なる情報を提示しているということであり、推理作品としては致命的だコン。
推理ものにおいては、視聴者に対して“フェアであること”が非常に重要だコン。
意図的に誤情報を提示して混乱させるのは、やってはいけない手法だと思うコン。
そのため、この作品は、制作者を信用できないという点で、推理作品として大きな欠陥を抱えていると言わざるを得ないコン。
なので、はっきり言って「推理作品」として観るのはおすすめできないコン。
観るのであれば、終始わちゃわちゃとした雰囲気やキャラクターのやり取りを楽しむ――
そういった見方をするのが良いと思うコン。
というわけで
今回の報告は以上だコン。





