観終わったアニメの感想だコン。
今回のアニメは「永久のユウグレ」だコン。

|
|
感想。
この作品は、戦争などをきっかけに一度軽く文明が滅んでしまった未来を舞台に、
「なぜ世界はここまで荒廃してしまったのか」という謎が、物語の進行とともに少しずつ明かされていくタイプのSFアニメだコン。
オリジナルアニメで先が読めないうえ、昨今では珍しいSFジャンルということもあり、おきつねさんの中では、かなり期待値の高い作品だったコン。
で、肝心の観終わっての感想だコンが……。
途中までは、正直かなり良かったコン。
アポカリプス的な空気感や、物語が進むにつれて少しずつ謎が解けていく構成は、いかにもSFらしくてワクワクさせられたコン。
が、しかし。
だからこそ、最後まで観終わった今となっては、残念な気持ちの方が大きく残ってしまったコン💦
というのも、この作品……
ラスト3話で、SFとして台無しになってしまった感が非常に強いからだコン。
このラスト3話というのは、起承転結で言えば「転」と「結」にあたる、物語の根幹となる部分だコン。
にもかかわらず、そこで描かれる最大のネタバレと、その着地が、全体的にふわっとした印象で処理されてしまっており、SFとして成立していないように感じてしまったコン。
どういうことかというと、その結論に至るまでのロジックがきちんと練られていないように見える、という点だコン。
理論構築を放棄して、「なんとなく」でゴリ押ししてしまっている部分が多く、SFとして観るとどうしても白けてしまうんだコン。
これが、神や魔法、正体不明の存在が当たり前に存在するファンタジー作品であれば、そこまで気にならなかったのかもしれないコン。
けれどSFの場合は、その「よくわからないもの」に対して、エセ科学でもいいから、その作品世界なりの科学的・論理的な根拠を提示する必要があると思うコン。
それが、物語の要となるラスト3話、つまり「転」と「結」の部分で雑に扱われてしまっているのは、やはり致命的だと感じてしまったコン💦
例えば、この作品の世界では、過去の過ちを教訓に、人民から科学文明を取り上げるような体制が敷かれているコン。
ところが、その世界を統括している組織のトップは、科学の力によって延命され続けているんだコン。
問題なのは、その延命されている理由が、作中で明示されていない点だコン。
「世界を運営するシステムを維持するために不可欠な存在だから」
「権力者のわがまま」
「本人の意志とは関係なく、強制的に生かされている」
──など、何かしらの理由があるのなら理解もできるコン。
しかしこの作品では、その人物がいなくてもシステムに支障があるようには見えず、最終的には何事もなかったかのように、自ら延命をやめて安らかに天寿を全うしてしまうコン。
人民は科学文明を奪われ、理不尽に命を落としていく世界なのに、自分だけが科学の恩恵で生き長らえていたことに対する葛藤や罪悪感もほとんど描かれず、
軽く「申し訳ないと思っている」と語る程度で、誰からもその事を突っ込まれることなく穏やかな最期を迎える──。
この一連の描写には、どうしても「なあなあ感」を覚えてしまい、正直かなり引いてしまったコン💦
ほかにも、結果ありきで無理やりそこに辿り着かせたような理論展開が散見され、SFとして観ると「納得できない」と感じる部分が多かった印象だコン。
まあ……
それだけ、SFというジャンルをきちんと作るのが難しい、ということなのかもしれないコンが。
さらに、OPで思わせぶりに登場していたアンドロイドたちの多くが、最後の最後でチラ見せ程度にしか出てこなかった点も気になったコン。
このあたりを見るに、行き当たりばったりで作られていたのかな、と思えてしまう部分もあり、こうした着地になったのは致し方なかったのかもしれないコン。
そんなわけで、SF作品として観た場合、どうしても「残念さ」が強く残る作品だった、というのが、おきつねさんの正直な感想だコン。
もっとも、アニメの楽しみ方や感じ方は人それぞれ。
実際にどう感じるかは、ぜひ自分の目で観て判断してほしいコン。
というわけで
今回の報告は以上だコン。