観終わったアニメの感想だコン。
今回は「うたごえはミルフィーユ」だコン。

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感想。
この作品は【アカペラ】という、少々マニアックなジャンルにスポットを当てたアニメだコン。
物語は、個性豊かな女子高生たちが高校のアカペラ部で活動しながら成長していくという、【マイナージャンル】×【女子高生】という定番の組み合わせ。過去には『けいおん』や『ゆるキャン△』、あるいは同時期に放送されていた『瑠璃の宝石』のような作品もあり、「これはアカペラの魅力を再発見できる作品になるかも!」と、おきつねさんは期待して観ていたコン。
――が、しかし。
単刀直入に言うと……結果は残念なものになってしまったコン。
いや、中盤までは良かったんだコン。
初めてのステージに立つまでの、メンバーたちの葛藤や関係性の変化などは、「これぞ王道の青春部活アニメ!」という感じで、本当に見応えがあったんだコン。
でも、その後だコン。
初ステージを終えたアカペラ部の前に、スター(プロ)を目指す大学生による“オールスターアカペラグループ”が登場して、すべてをぶち壊していったコン……。
普通、こういう場面だと、高校の部活という初心者集団に対して、上級者が「目からウロコのアドバイスをして導く」みたいな展開を想像すると思うコン。
でも、この作品では違ったコン。
登場した大学生グループは、なんと――
まさかの「こき下ろし」だったコン!
「私たちの高レベルなアカペラと、あなたたちの低レベルなアカペラを一緒にしないで」と言わんばかりに、徹底的に見下してマウントを取ってくるんだコン。
いやね、相手が同じプロ志望だったり、同じ土俵で競い合うライバルだったら、それもアリだと思うコン。でも、相手はただの高校生だコン。プロでもなければ、プロを目指しているとも限らない、ましてやプロを目指さなきゃいけないわけでもない、ただの「高校の部活」だコン。
そんな相手に対して、プロ志望の上級者がマウント取ってイキるって、どうなんだコン?
特に、大学生グループのリーダー格である子がヤバいコン。
プレイヤーであると同時にプロデューサー気取りで、技術だけじゃなくルックスやキャラクター性も重視するという徹底した実利主義者。そして、それに当てはまらない主人公たちを「価値がない」と言わんばかりに見下してくるんだコン。
さらには、主人公グループのメンバーの一人に目をつけて、引き抜きを画策するというゲス展開まで……。
ぶっちゃけ、「スター性なさすぎだろ」とツッコミたくなったのは、ここだけの秘密だコン。
それにしても、【アカペラ】というマイナーな音楽ジャンルにスポットを当てておきながら、「成功にはルックスが必要」「努力ではどうにもならないものが重要」といった描写を入れてしまうのは、正直どうかと思うコン。
そんな表現をしてしまうと、下手すれば「アカペラ=ルッキズム」みたいな印象を与えてしまうコン……。
制作者の方々には問いたいコン――
本当にこれで、アカペラ業界が盛り上がると思っているんだろうか?
それにしても、そんなことを得意げに語って、プロを目指してもいない高校生にイキってくるような奴がプロデュースするグループが、本当に天下を取れるとは思えないんだコン。
――そう思ってしまうおきつねさんの方が、間違っているんだろうか……。
要するに何が言いたいかというと――
こういう作品って本来、「アカペラって、ちょっととっつきにくそうだけど、実際にやってみるとめちゃくちゃ楽しいよ! だからみんなも気軽に始めてみて!」っていう、そんなメッセージを届けるものなんじゃないのかってことだコン。
そうやって、アカペラの楽しさを伝え、始める人が増えれば、自然と裾野も広がって、最終的にはアカペラ業界全体が盛り上がっていく――
おきつねさんは、そういう展開を期待していたんだコン。
なのに、せっかくアカペラに興味を持って始めた初心者のやる気を、わざわざ踏みにじるような展開にしてしまうなんて……
本当に、そこがこの作品最大の残念ポイントだったコン。
ぶっちゃけ、あんな絡み方しかできない大学生グループなんて、最初から出さない方がよかったとすら思うコン。
それよりも、例えば、指導力のある優秀な顧問の先生を登場させて、目からウロコな練習法とか、実践的で楽しいアカペラの上達方法を紹介してくれる方が、よっぽど作品としての価値があったんじゃないかと感じたコン。
ともあれ、
そんな感じで、この作品は、おきつねさん的には……本当に残念な結果に終わったという印象が強く残ってしまったコン。
もっとも、これはあくまでおきつねさんの“個狐的”見解に過ぎないコン。
どんな作品も、感じ方は人それぞれ、観る人の自由だコン。
だからこそ、最終的にこの作品がどうだったかは――
ぜひ、実際に観て、あなた自身の目で確かめてみてほしいコン!
というわけで
今回の報告は以上だコン。